雑兵の軍団、天草・島原へ 900人のうち「馬乗」(知行取)はわずか29人に過ぎず、あとは鉄炮、弓、鑓などを担当する歩兵であった。わけても注目されるのが、歩兵のうち「歩若党」が117人、「雑兵」がじつに432人、合計549人を占めた事実である。雑兵の多くは渡り歩く武家奉公人(足軽)、すなわちわずかな扶持を得て戦場で稼ぐ下々の武士身分で、若党は雑兵よりは上位の身分だが、やはり下級の従者であった。これが大名軍団の現実であった。
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帰属:熊本大学附属図書館 Kumamoto University Library, Japan
分類:松井家文書
貴重資料:松井家文書 第二 一紙文書
整理番号(文書番号):1095
年代(日付):寛永14年(1637)11月25日
内容:島原・天草一揆に対応するための出兵に際して、松井興長の軍団人数九〇〇人の内訳をまとめた文書 所々に推敲の跡がみられる
員数:1通
体裁:竪継紙(続紙6)
法量(cm):縦30.8 横208.3
状態:令和2年度修理
二次利用・権利関係:
本資料は事前の利用申請なく二次利用ができます。
(利用後の連絡が必要なものもあります)
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