原城(「有馬之城」)内は敵地だが、城の塀から外は「皆上様之御領」であるから、山狩衆は決して濫りな行為がなきよう命じられるべし。上使からも監察官を出す(第一条)。山狩りが済んだら島原城へ家臣二人を派遣して、城番の小笠原壱岐殿・久留島丹波殿へキリシタンの有無を報告すること(第二条)。山狩りが終ったらキリシタンの有無にかかわらず松野右京ら三人の連署状で松井・有吉に速報し、それを伊豆様・左門様に取り次ぐ(第三条)。 山狩りの逸脱を確実に管理する規定であるとともに、すでに一揆との戦争の終結までには松倉家が島原城を幕府に接収されていた事実が知られる。
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帰属:熊本大学附属図書館 Kumamoto University Library, Japan
分類:松井家文書
貴重資料:松井家文書 第二 一紙文書
整理番号(文書番号):872
年代(日付):[寛永15年(1638)] 3月2日
内容:11-96-1,11-96-2の二日後に、松井興長・有吉英貴が幕府上使の松平伊豆守と戸田左門の意向として細川立允(忠利弟)ら組頭五人に達した指示書の原本
差出・作成:長岡佐渡守(興長)(花押)、 有吉頼母佐(英貴)(花押)
宛所:細川家組頭衆(確認の花押)
員数:1通
体裁:竪継紙(続紙2)
法量(cm):縦30.6 横68.0
状態:令和2年度修理
備考:(書出し)一 有馬之城之内ハ敵ニて候
二次利用・権利関係:
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