熊本大学附属図書館貴重資料デジタルアーカイブ

武家諸法度写

寛永12年(1635)6月21日、諸大名が江戸城御広間に残らず召し出され、起草した儒者林羅山が読み上げた。その後、細川家ではすぐに写して親しい旗本榊原織直、仙石久隆、曽我古祐に廻した。各大名家ではさらに家老以下家臣たちもがそれを写した。 本文書は松井家で写され、松井家臣たちに共有されたもの。注目されるのは4条目、不測の事態が生じても幕府の許可がなければ諸大名は出兵できなくなった。このために、寛永14年10月に勃発した島原・天草一揆への初動は遅れ、一揆の拡大と原城籠城につながった。

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帰属:熊本大学附属図書館 Kumamoto University Library, Japan

書誌事項

分類:松井家文書

貴重資料:松井家文書 第二 一紙文書

整理番号(文書番号):289

年代(日付):寛永12年(1635)6月21日

内容:武家諸法度は、江戸幕府が、大名を統制するために公布した法令。元和元年(1615)に発布されたのが最初で、その後追加訂正がなされた 本史料は寛永12年(1635)6月に発布されたものの写

員数:1通

体裁:竪継紙(続紙5)

法量(cm):縦31.6 横209.0

状態:令和元年度修理

備考:(書出し)一 文武弓馬之道専可相嗜事左文右武古之法也不可不兼備矣弓馬是武家之要樞也 

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